委員長挨拶
この度、地球・資源分野JABEE委員会の委員長を務めさせて頂くことになりました増田昌敬です。JABEE(日本技術者教育認定機構)での活動を通じて、地球・資源分野(地球・資源及び関連のエンジニアリング分野)における技術者教育の継続的な発展に努力したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
当委員会の主たる活動はJABEEの地球・資源分野における技術者教育プログラムの普及・啓発・審査業務です。地球・資源分野では、JABEEが1999年11月に設立されて以降、地球・資源分野運営委員会を組織し、技術者教育の質保証と有能な人材輩出を目的として、大学等高等教育機関の技術者教育プログラム審査・認定活動を継続的に行ってきました。2021年度までは資源・素材学会(一般社団法人 資源・素材学会)が幹事学会となり活動を行ってきましたが、2022年4月に任意団体名称を「地球・資源分野JABEE委員会」に改変し、資源・素材学会、日本応用地質学会(一般社団法人 日本応用地質学会)、日本地下水学会(公益社団法人 日本応用地質学会)、日本地質学会(一般社団法人 日本地質学会)の4学会を構成学会とする新体制の下での活動を開始することになりました。
現代社会は、気候変動の影響によって自然災害が多発する一方で、カーボンニュートラル達成に向けての社会システムの変革が要請されており、日本・世界は難しい問題に直面しています。このような問題を解決するために、当分野では、21世紀のキーワードは「資源・エネルギー」と「地球環境」であるという認識に立って、地圏の開発、地域社会と減災、エネルギー・鉱物資源開発、資源循環経済などの領域に専門性を深めたプロフェッショナルエンジニアの育成において、今後の社会システムの変革にも対応できるデザイン能力を有する技術者・研究者の育成を目標にしています。
新体制への移行にご協力頂いた構成学会、委員・監事・事務局の方々とともに、当委員会での活動を通じて、地球・資源分野での大学教育の質保証と有能な人材輩出のために努力していく所存です。大学関係者の皆様には、是非、JABEE認定審査を教育プログラムの改善に活用していただき、優れた技術者・研究者としての素養を持つ卒業生を数多く産業界・学界に送り出されることを期待しています。何卒よろしくお願い申し上げます。
地球・資源分野JABEE委員会
委員長 増田 昌敬
委員会の目的
本委員会は、一般社団法人日本技術者教育認定機構(JABEE)の地球・資源および関連のエンジニアリング分野について、主に以下の活動を行うことを目的とします。
- 地球・資源分野における技術者教育プログラムの普及・啓発
- 地球・資源分野における技術者教育プログラムの審査
- JABEE運営への協力(理事候補者、認定・審査調整委員会委員候補者、基準総合調整委員会委員候補者、フェロー候補者の推薦など)。
委員会の構成
会員
本委員会の会員は、以下のJABEE正会員から構成されます。
委員・監事
本委員会の2024年度および2025年度の委員・監事は以下のとおりです。
地球・資源分野JABEE委員会 委員・監事(2024-2025年度)
番号 | 役職 | 氏名 | 所属 | 推薦学会・団体 |
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1 | 委員長 | 増田昌敬 | 東京大学名誉教授 | 資源・素材学会 |
2 | 副委員長 | 德永朋祥 | 東京大学 | 日本応用地質学会 |
3 | 委員・幹事 | 佐々木和彦 | 佐々木技術士事務所 | 日本地質学会 |
4 | 委員・幹事 | 竹内真司 | 日本大学 | 日本応用地質学会 |
5 | 委員・幹事 | 廣吉直樹 | 北海道大学 | 資源・素材学会 |
6 | 委員・幹事 | 丸井敦尚 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 日本地下水学会 資源・素材学会 |
7 | 委員 | 小俣雅志 | 株式会社パスコ | 日本応用地質学会 |
8 | 委員 | 亀尾浩司 | 千葉大学 | 日本地質学会 |
9 | 委員 | 坂口有人 | 山口大学 | 日本地質学会 |
10 | 委員 | 島田英樹 | 九州大学 | 資源・素材学会 |
11 | 委員 | 杉田文 | 千葉商科大学 | 日本地下水学会 |
12 | 委員 | 鈴木毅彦 | 東京都立大学 | 地球・資源分野JABEE委員会 |
13 | 委員 | 杣津雄治 | 石灰石鉱業協会 | 資源・素材学会 |
14 | 委員 | 細谷卓志 | 中央開発株式会社 | 日本地質学会 |
15 | 委員 | 向吉秀樹 | 島根大学(増本 清委員の後任:2024年10月1日より) | 地球・資源分野JABEE委員会 |
16 | 監事 | 亀高正男 | 大日本ダイヤコンサルタント株式会社 | 日本地質学会 |
17 | 監事 | 清水公二 | 株式会社ニュージェック | 日本応用地質学会 |
事務局
本委員会は、一般社団法人資源・素材学会事務局内に「地球・資源分野JABEE委員会事務局」を置いています。
住所 | 〒107-0052 東京都港区赤坂 9丁目6-41 |
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TEL | 03-3402-0541 |
FAX | 03-3403-1776 |
info(at)mmij.or.jp ※(at)部分を@にしてください。 |
事務局受付時間
下記の休業日を除く、9:30~18:00
休業日:土曜日、日曜日、祝日、振替休日、国民の休日、夏季休暇、年末年始休暇
沿革
- 2001年地球・資源およびその関連分野の運営委員会が設置されました。運営は一般社団法人資源・素材学会を幹事学会とし、一般社団法人日本応用地質学会、公益社団法人日本地下水学会および一般社団法人日本地質学会が協力して行ってきました。
- 2001年から2002年度に、5大学で認定のための試行が行われました。
- 2003年から認定プログラムの新規申請、その審査が開始され、2022年度までに12大学、延べ49回の審査(新規、中間、継続審査)を行いました。
- JABEE地球・資源分野運営委員会の資料については以下を参照してください。
『JABEE地球・資源分野』 - 2022年度からは、構成4学会が共同して運営する「地球・資源分野JABEE委員会」に組織改編し、現在に至ります。